猫の喉の「ゴロゴロ音」を徹底解明① 鳴き声とゴロゴロ音は何が違う?

猫好きや猫を飼っている人であれば聞いたことのあると思いますが、猫は時々喉をゴロゴロと鳴らします。今回は数回に分けて、そのゴロゴロ音を徹底的に解明していきたいと思います
第一回は、ゴロゴロ音の正体を探っていきましょう。
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ゴロゴロ音はネコ科の動物の特徴

まず、喉のゴロゴロ音、実はイエネコだけの特権ではないんです。多くのネコ科の動物が出せるようで、ボブキャット、チーター、ピューマ、ヨーロッパヤマネコ、その他のヤマネコで喉のゴロゴロ音は確認されています。チーターやピューマのような大きな動物でもゴロゴロいうんですね!
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鳴き声と喉のゴロゴロ音は何が違う?

鳴き声は、息を吐くときに出します。一方で、喉のゴロゴロ音は息を吐くときにも吸う時にも出すことができます。これが鳴き声とゴロゴロ音の違いの一つです。

また鳴き声とゴロゴロ音では周波数が大きく異なり、猫の鳴き声は平均600ヘルツ(Hz)(300~1200ヘルツの間)、猫のゴロゴロ音は平均20~35ヘルツであることがわかっています。猫が怒っているときに出す威嚇の音が100~200ヘルツと言われていますので、猫のゴロゴロ音は、怒っていると時よりさらに低い音なんですね。また、チーターのゴロゴロ音も同じく20ヘルツ前後だという研究報告があり、ゴロゴロ音の周波数は動物の大きさには関係ないようです。


猫は自分のゴロゴロ音を聞き取りにくい???

面白いことに、猫の喉のゴロゴロ音は、猫よりも人の方が聞き取りやすい可能性が高いんです。耳で聞こえる音の範囲を「可聴域」と呼びますが、これは動物によって大きく異なります。諸説ありますが、可聴域は以下の通りだと言われています。

ヒト 12 Hz ~ 23,000 Hz
イヌ 15 Hz ~ 60,000 Hz
ネコ 45 Hz ~ 64,000 Hz(30Hz~という説もあります)

つまり、20~30Hzのゴロゴロ音は猫には聞こえていない可能性があるんです。ただし、聞こえることと体で感じることは違いますので、ゴロゴロ音を出している本人はその振動を感じることはできます。人が気付けるゴロゴロ音も、他の猫はゴロゴロ音には気付けていないというのは興味深いですね。
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ゴロゴロ音はどこから出ている?

人の声や猫の鳴き声は、息を吐くときに空気が声帯を揺らすことで起こると言われています。一方で、猫の喉のゴロゴロ音は、喉頭内部の筋肉の振動によって起こると言われています。喉頭の筋肉がマヒしてしまう病気「喉頭麻痺」ではゴロゴロ音が出せなくなってしまうことからも、喉頭がゴロゴロ音に密接にかかわっていることがわかります。

次回は「ゴロゴロ音の目的」を調査

いかがでしたか?よく聞く猫のゴロゴロ音ですが、いろいろ知らないことも多かったのではないかと思います。
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次回は、猫がゴロゴロ音を出す目的に関する研究をいくつかご紹介します。

参考
EVERYDAY MYSTERIES
An acoustic analysis of purring in the cheetah (Acinonyx jubatus) and in the domestic cat (Felis catus)


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